バイナリーオプションはゼロサムゲームなのか。ゼロサムゲームではないのか。というかゼロサムゲームって何?
今回は取引に全く関係ないゼロサムゲームについて解説していきます。記事を書く僕でさえ「ゼロサムゲーム」という言葉は知らなかったので、なるべく初心者でも理解して頂けるように頑張ります。
- ゼロサムゲームってなに?
- バイナリーオプションはゼロサムゲーム?
- バイナリーオプションゼロサムゲームだが、基本運営者側が有利だと思ったほうがよい
- バイナリーオプションをやる上で、知ってほしいこと
ゼロサムゲームってなに?
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゼロサムゲームとは、利得の総和が0になるゲームということなので、誰かが得をした場合同じ分だけほかの人が損をするゲームのことを言います。
麻雀で例えると、一人が勝利し、点を取ったとすると、残りの人は勝利者に対して点を払います。全員の得点の合計は常に同じであり、全体の点数が増えたり減ったりするわけではありません。これを麻雀内ではゼロサムゲームといいます。しかし、もしこの麻雀に主催者が別にいたとして、ゲームをするたびに勝者は主催者に勝利点数の1割を渡さなければならないとすると、これはゼロサムゲームではありません。マイナスサムゲームとなります。
ゼロサムゲームである場合は、麻雀の参加者全員が勝利したり、全員が負けることはあり得ませんよね。参加者全員の合計点数は常に一定となります。
バイナリーオプションはゼロサムゲーム?
取引するトレーダーを参加者、バイナリーオプションのサービスを提供している業者を主催者とします。
バイナリーオプションは参加者同士で掛金を奪い合うのではなく、運営者側と資金を奪い合う形となります。なので、参加者全員が勝利する可能性はありますし、参加者全員が敗北する可能性があります。運営者側も、マイナスになる可能性もありますしプラスになる可能性もあります。
バイナリーオプションゼロサムゲームだが、基本運営者側が有利だと思ったほうがよい
確かにトレーダーと運営者側はゼロサムゲームなので、かならず運営者側が儲かるようなシステムはありません。しかし、運営者側は運営費や人件費、管理費などが必ず発生しているはずですので、トレーダー側より運営者側が勝ってないと、バイナリーオプションサービスの運営自体ができません。
バイナリーオプションは、負けているトレーダーがいるおかげで、運営者側がサービスを提供することができ、儲かるトレーダーも一定数いるということになります。全員がWINWINとなるようなシステムではありません。
ノンゼロサムゲーム
ノンゼロサムゲームとは、一人が利益を得たとしても、周りが損することがない、WIN-WINが成立するもので、ゲームではないとしても非ゼロ和ゲームと言われることがある。
バイナリーオプションがもしノンゼロサムゲームであったとすると、トレーダーも業者もプラスもしくはマイナスになる可能性がある。バイナリーオプションはトレーダーも業者もWIN-WINになることはない。
プラスノンゼロサムゲームとは、バイナリーオプションで例えると、トレーダーも業者もどちらも利益となることをいいます。
マイナスノンゼロサムゲームとは、バイナリーオプションで例えると、トレーダーも業者もどちらも損失となることをいいます。
バイナリーオプションをやる上で、知ってほしいこと
バイナリーオプションは、まず業者が儲かることは間違いありません。単純に考えればトレーダーは不利です。
しかし、トレーダー全員が負けているわけではないです。トレーダー90%、業者10%取れれば十分です。(というより取りすぎです。)
この90%の取り分ですが、均等に分けられている訳がありません。バイナリーオプションを攻略した約10%20%の人達が総取りします。
イメージでいうと、8割の負けトレーダーのおかげで、残り2割の勝ち組トレーダーと業者が儲かっているということです。